続 本が読めない人の勉強法
今回は飲食人のみならず、陥りがちな勉強法について書いていきます。
もちろんこの内容は僕の主観であるので、参考程度に読んでいただけると嬉しいです。
以前の記事で、『本が読めない人の勉強法』ということを書きました。
この記事の結論は、YouTubePremiumに課金して、本の要約をしてくれるチャンネルを観る(聴く)ということでした。
無料で視聴できるYouTubeになぜ1000円以上も課金するメリットがあるのかということも詳しく解説しているので、まだ読んでいない人や読んだけど内容忘れたという人はもう一度読み直して頂けると、この記事の内容がより良いものになると思います。
では、今回の結論ですが、
YouTubePremiumで偏ったジャンルに絞らずに、幅広く学ぶ
です。
料理人にとっては一番興味惹かれるジャンルは料理だと思うし、
ソムリエにとってはワインかもしれません。
もしくはアニメやサッカーなど自分の趣味に関する動画なんかにも気を取れれてしまうかもしれません。
もちろん、料理やワインなど飲食に関する内容は勉強する必要はあるし、なんなら何も意識せずとも勉強する内容でもあると思います。
では、例えばどんなジャンルを勉強すべきか?です。
マストだと思うのは
歴史を学ぶこと。
他には例えば、
哲学
お金
仕事術
語学
などかなと。
逆にみない方がいいと思うのは
芸能人の不倫などのゴシップなど。
無駄な時間です。
芸能関係でも音楽聞くとかは気分転換にもなるので適宜OKかと思います。
じゃなぜ歴史はマストなのか?
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
という言葉があります。
意味は読んで字のごとくです。
例えば先輩から
「この前の失敗から学んでないじゃないか!」
って言われたりますよね?
ある意味では正解で、ある意味では不正解だったりします。
日々の業務の小さなミスをいちいち歴史に紐づけてググって改善するなんてことは超効率悪いし、コスパ悪いです。そういうのは日々改善では自分でどんどん改善すべきだし、スピード感が一番。
でも、歴史を学んでいると役立つことっていっぱいあるし、学んでいるうちに歴史を学ぶシンプルな楽しさっていうものがわかってきたりしちゃうんです。不思議なもんです。もともと僕はいわゆる理系人間で、歴史は苦手だし受験以外に学ぶ意味ってあるの?って授業中いつも思っていたほどです。
645年に起こった改革は?
鎌倉幕府ができたのはいつ?
太平洋戦争って結局なんだったの?
教科書ベースだったらわかる人も多くいるとは思いますけど、学生の時これ勉強してて心から楽しかったですか?
中学校のテストだとこれだけ覚えれば点は取れたけど、社会に出たらなんの役にも立ちません。
でも、
なぜ武士が生まれたのか?
それに至るまでの大きな時代の一連の流れ
源頼朝はなんで囚人だったのか
など大きな時代の流れの中から、人間ドラマやその裏側の事実、それらが結局現代の日本に日本人にどう繋がり、どう影響しているのか。を知り、想いを巡らせると本当に楽しいし深い意味で勉強になるのです。
民主主義は最近のもののような感覚にもなるけど、古代ギリシャにはすでに存在していたり、
古事記に登場する神々と直系な天皇家はなぜ2680年もの間その血筋が途切れていないのか
世界的な不景気の後には戦争が起こるとか
長いスパンで世の中を見たときに歴史で学んだことや
歴史を学ぼうをとする心
がめちゃくちゃ大事なんだと思います。
歴史は繰り返します。
以前紹介したサピエンス全史では、ホモサピエンスが唯一の人類として生き残り、大きな3つの革命を起こしてきたのか。
そしていわゆる文明が発生して以来の学校で勉強しうる“歴史”。
歴史にはヒントだらけです。
ただ、学ぶべき学問であると同時に不確定要素が多かったり、ねじ曲げられて教えられていることもたくさんあります。
より多角的に、より純粋な情報として学ぶ必要もある、そういった意味では難易度の高い学問かもしれません。
また、哲学を学ぶことも大きな気づきと知見を広げてくれることでしょう。
もちろんざっくりで構いません。
2000年以上前の古代ギリシャから始まり、ソクラテス、プラトン、アリストテレス、
中国では漫画『キングダム』の舞台である春秋戦国時代には諸子百家と呼ばれる様々な思想が生まれました。孔子、荀子、孫子などが有名です。
名だたる哲学者がその学問を紡いできました。
押しも押されぬ大哲学者カントは“哲学”の概念を変えました。
カント以前、カント以降という言葉が生まれたほどです。
「私は何を知ることができるのか」という問いを根本問題とみなし、批判主義を提唱したことが、哲学の歴史におけるコペルニクス的転回となりました。
カント以降は、ヘーゲル、マルクス、ニーチェ、フロイト、サルトルといった面々が近代哲学を創ってきました。
ホモサピエンス=賢い人
哲学は“賢い”という側面のひとつの境地なのかもしれません。
ヒトがヒトである為にも哲学を学ぶことは必然だと考えます。
人はどうしても自分にとって都合の良いこと、興味のあること、今の仕事やプライベートに直結しやすいものの情報を取りに行きがちです。
料理人なら料理
経営者なら経営
登山家なら山
面白いことはどんな分野でも超一流の言うことは一定の共通点があるということ。
イチローは野球というステージで哲学を語り、
孫正義は経営というステージで哲学を語り、
米田肇は料理というステージで哲学を語ります。
意図して哲学を語るというよりは、専門分野に対してのことを口にすると精神世界に到達しているので、どうしても哲学的に聞こえてしまうのかもしれません。
料理人でも、経営者でも、登山家でも
歴史、哲学、経済、語学、、、
様々なジャンルを幅広く学ぶことで、結果として自分の専門分野を突き詰めることに繋がるものです。
改めて結論。
YouTubePremiumで偏ったジャンルに絞らずに、幅広く学ぶ
大きく、そして深いものを手に入れることが出来るはずです。
ではまた!