遠藤和也の“ひふみ”blog

食に関する「ひふみ」を解決していくblogです。そもそもひふみとは「非・不・未」のことで、非効率や非合理的、不安や不便、未完や未熟などのことです。 プロの料理人も一般の方も、料理や食に興味のある人なら為になる内容となっています。

なんで料理を作る人で味が変わるの?

今回はタイトル通り

なんで料理を作る人で料理の味が変わるのかということをお伝えしていきます。

同じレシピのはずなのに味が違うっていう経験ありますよね?

 

結論から述べてしまうと

技術と心です。

「料理は真心」という言葉もありますが、これは半分本当で半分は嘘です。

嘘は言い過ぎでも真実ではありません。

 

 

まずは言うまでもない技術の部分をお伝えしていきます。

上記で半分は技術と述べましたが、早速矛盾しますが、技術は95%ぐらいかなと思います。

技術、やり方は大事です。

技術や手法=やり方がないと料理は美味しくなりません。これはどの分野においても比率は違えど感覚的にわかると思います。

料理人たる者、料理を美味しく出そうとするべきです。

こんなことは当たり前と思うかもしれませんが、意外と料理を長くやればやるほど味にこだわらなくなる料理人は存在します。

原価厳守主義、オペレーション主義

悪いことではありませんが、思考停止して偏りすぎると味にこだわらなくなることも一側面としてみれば事実です。

技術はある一定に達しているのに適当に作ってしまう。

僕ならそんな人の料理は食べたくないです。

 

美味しい料理が供されるのはしっかりとした技術を持っている人が、心を込めて、食べ手に向けて自分を皿の上に乗っけたときです

 

料理人は人のレシピを軽んじる傾向にあります。

これは自分のレシピじゃないから。

といって自分の技術を出しきれないことが多々あります。

 

冒頭にも述べたように、技術は95%ぐらい大事だけど、

やっぱり美味しいものをあの人に届けたいと思うことほど強いエネルギーは出ないのかもしれません。

 

ではまた!