遠藤和也の“ひふみ”blog

食に関する「ひふみ」を解決していくblogです。そもそもひふみとは「非・不・未」のことで、非効率や非合理的、不安や不便、未完や未熟などのことです。 プロの料理人も一般の方も、料理や食に興味のある人なら為になる内容となっています。

魅力的な食材を見つけられないとやばい

今日も食に関する「ヒフミ」を解決して参ります。そもそもヒフミとは「非・不・未」のことで、非効率や非合理的、不安や不便、未完や未熟などのことです。

プロの料理人も一般の方も、料理や食に興味のある人なら為になる内容となっています。



さて、今日は
『魅力的な食材の見つけ方』についてです。
 
居酒屋においての付加価値ってどんなものがあるのでしょうか。
接客、料理、空間、人
色々考えられますが、今回は料理、ひいては食材についてです。

この人の料理は本当にすごい!と思う料理人に
「○○さんの料理いつも本当に美味しいです」
と感想を言うと
「食材がいいからだよ」
と返されることが多い気がします。

ミシュラン星付きのシェフなんかも、
休みの日には積極的に地方に出向き、生産者の元へ 足を運んでいます。
まだ出回っていない食材を見つけに行ったり、

生産者の想いやその地の食べ方や文化に触れることで、

温故知新的なニュアンスかもしれませんが、新たなアイデアや感覚を享受できます。

そんな話、ミシュランとか高級店に限ってのことでしょ!
と言われそうですが全く逆の発想です。

カジュアル店だからこそこれが武器になりやすいのです。
もちろん闇雲に地方に行きましょうという勢いと根性論をするつもりは毛頭ありません。

今やインターネットの時代。
googleSNSでは10年前とは比較にならないほどの情報量です。
ただ、その情報は

与えられるもの】から【取りに行くもの】

の時代にとっくの昔に変わってしまいました。
テレビを観ながらなんとなく情報をえるのではなく、

自らインターネットにアクセスし、
自ら得たい情報を検索し、
自らその情報を深掘りしていく


一昔前の情報を待っているだけの人材は必ず淘汰されます。
特にインターネットやパソコンなどに疎い料理人は真っ先に格差の拡大に直面することは容易に想像できます。

また横のつながりも重要です。
なんだかんだ言っても食材に詳しいのは、料理人です。
知り合いの料理人に対しても遠慮することなく能動的に情報を取りに行ってください。

食材の話に戻すと、
価値ある食材の情報はお店や自宅にいながら非常に簡単に手に入る
というまさに天国のような時代なんです。
ただ、それだけではダメです。


食材を見つけたら、生産者もしくは販売者に連絡を取り、
直接会いに行ってください。
これが大事です。


大事な人の大事なものは自然と大事にできますよね?
その地に出向き、人に会えば愛着が湧きます。
その愛着を調理や言葉に乗せてお客様に提供することこそが価値です。

新しい食材でなくても、今すでに使っているものだとしても生産者に会えば、会っただけでその食材は格段に価値が上がるのです。


まとめると、
自ら情報を取りに行く
生産者に会いに行く
その価値(情報)をお客様に届ける


この3点であなたのお店の食材の価値は爆上がりします。